起業家の健全な環境構築に向けた調査活動

当コミュニティでは、起業家の業界におけるDEIの促進のため、下記の通り調査を行っております。

■イベント・セミナーのエコシステム調査

ハラスメント被害はイベントやセミナーで発生することも多いことが調査で報告されています。

ハラスメントポリシーを厳しく規定をしているイベントがある一方で、加害者がイベントやセミナーで活躍している事例、加害者と協力をしている事例、加害行為の報告があっても一切対応をしないなどの事例が報告をされています。

そのため当コミュニティでは名ばかりの規定ではなく、ハラスメント報告や加害者（※ここで言う「加害者」とは提訴中または提訴前の段階にある者、交渉中または交渉前の段階にある者、重大な損害をもたらした事例や深刻なハラスメントの報告がある事例、被害者が問題視をしている、被害者が謝罪を求めている、さらには現在進行形でハラスメントが発生している事例などを含みます。）がイベントの主催者・審査員・登壇者として活動をしていた場合の対応やその影響力について、安心安全な場の提供を行っていただくために調査を行っております。

加害者と知りながらイベントの主催者・運営・登壇者・審査員として活躍させる行為によることは下記のような事象を生む可能性がございます。

・被害者の排除（多様性及びビジネスの機会損失）

・ハラスメントを避けたい人の排除（多様性及びビジネスの機会損失）

・加害行為の軽視（加害行為の蔓延、被害者の声が潰される）

・加害者を擁護する社会による起業モチベーションの低下（起業家が安心して挑戦できる環境の不整備）

結果として、同質性の高い人のみ参加がしやすいイベント・セミナーの開催は、業界の健全なエコシステムを乱し、ジェンダーギャップ が深刻な業界のままです。また、あわせまして、加害者が評価をされる現状についての問題意識についてもアンケート調査を実施致しました。調査結果については追って報告を行います。

※下記アンケート配布先一例

IVS、うめきた未来機構、B-dash、千葉道場、ガイアックス、キャナルベンチャーズ、STORIUM、サイバーエージェントキャピタル、Sworkers、Forbes、NewsPicks他数十社（順不同）の起業家に関するイベント開催をするVC関連事業者など数十社