2025年度までの「起業家・スタートアップ業界におけるジェンダーギャップ」を考える上で、特に押さえておきたいニュース・トピックをまとめました。
資金調達・投資・ハラスメント・AI・制度改革など、今後の起業環境に影響するテーマを中心に選定しています。

1. 女性創業チームへのVC投資比率が依然1〜2%台
2025年、女性創業者が関わる企業へのVC投資額は過去最高を記録しました。しかし、その大部分はAI企業の大型調達によるもので、実際には女性起業家全体への資金流入が増えたわけではありませんでした。
特に女性のみの創業チームへの投資件数は減少傾向が続いています。 「数字上は改善」に見えても、「現場は改善していない」という構造が明らかになったためです。
欧州やドイツの調査では、女性のみ創業チームにおいてVC投資総額の比率は依然として約1%前後にとどまっています。
世界的なスタートアップブームやAIブームが起きても、「資本配分の男女格差はほぼ解消されていない」ことを示しています。
2.女性起業家がVC調達を避ける動き
ハラスメントや偏見を背景に、ブートストラップ経営・・・売上成長重視、コミュニティファイナンスを選ぶ女性創業者が増えていると報告されました。
注目するべきは、「資金が取れない」のではなく、「VCを選ばない」という動きが出始めていル事です。
3. AIブームによる新たなジェンダー格差
AI投資の急拡大で、VC資金がAI企業へ集中しています。
一方で女性創業者はAI分野への参入比率がまだ低く、格差拡大が懸念されています。
AIリテラシー格差が次のジェンダー課題に2026年には「資金格差」だけでなく「AI活用格差」が新たなテーマとして浮上しました。女性や若年層がAI開発側に回れるかが重要視されています。
4. 女性投資家・女性VCファンドの増加
シリコンバレーや欧州で、女性が運営するVCファンドが増加。
女性起業家への投資機会を増やす流れが加速しています。
5. VC審査における無意識バイアス対策が本格化
2025年、欧州の投資機関が投資家向けのジェンダーバイアス診断ツールを公開しました。
背景として研究では、同じ内容のピッチでも男性の声の方が投資判断で有利になる傾向が指摘されています。
まとめ
2025〜2026年のジェンダーギャップ問題は、従来の男女賃金格差ではなく、
「誰に資本が集まるか」
「誰がAI時代の主役になれるか」
「起業コミュニティ内の権力構造をどう変えるか」
へと議論の中心が移っています。
いかがでしたか?
皆様のお声もお聞かせください!
※参考文献
FORTUNE A record year for female founders wasn’t quite what it seemed
eit Supernovas Launch New Tool to Tackle Gender Bias
Supernovas Launch New Tool to Tackle Gender Bias in Venture Capital
